2013年10月8日火曜日

ブランドバッグ栄枯盛衰①JIL SANDER(ジル・サンダー)

伊勢丹新宿本店メンズ館は国内最高の品揃え


ご存知のとおり、新宿はファッション激戦区です。百貨店からセレクトショップ、路面店まで、アパレルアイテムを扱う多様な店舗が軒を連ねます。もちろん一店一店、店内を覗いてみても良いのですが、時間がないときなど、ショーウィンドウを駆け足でチェックするだけでも、その時々のトレンドが分かったりして面白いです。

中でも伊勢丹新宿本店、伊勢丹メンズ館は品揃え、売り上げでも群を抜いてトップです。
日経MJによれば、2012年度の伊勢丹新宿店の売り上げ(おそらくメンズ館も含んでいます)は2368億円で、名実ともに百貨店の中で1位。次に続くのが西武池袋本店ですが、1791億円で、その差は大きく開いています。

もちろん両店ともにオロビアンコの取り扱いがあります。ただ、伊勢丹は直接取引きしているような感じで、サンキューセットや限定アイテムなどがよく店頭に並びます。西武は、商社や問屋などから仕入れているような印象です。


革のクオリティー勝負

靖国通りに面した伊勢丹メンズ館のショーウィンドウは、現在(2013年10月)ちょうどジル・サンダーを特集していました。一点一点のアイテムがそれぞれ、10万は下らないというプライス感です。中にはバッグもあり、まぁさすがはスーパーブランドといった佇まいでした。

 シボ(天然皮革の表面にあるシワ)がたまりません
左のバッグが10万円程度。右手前のクラッチは7万円ほど。

やはりブランド。一時に比べブランド崇拝主義が日本の市場で薄まったとはいえ、本当に良いものは良いです。
その良さがどこからくるのかと言えば、まずはやはり使用している素材、つまりは革のクオリティーだと思います。次に縫製。最後にデザインといったところでしょうか。本当に良い革は、そのまま床などに敷いてあるだけでも、絵になります。

ただ、素材にこだわればこだわるだけ、どうしても最終価格が高くなってしまい、庶民の手には届かない逸品になってしまうのも事実。オロビアンコはその点、COACH(コーチ)が標榜しているAccessible Luxury(手に入る贅沢)を実践している感がありますね。

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